KQ4のブログ

地方で暮らす、30代男性の日々の色々なこと 教育→小売→福祉と転職

短文のリズム

たまたま何の気なしにテレビをつける。栃木県のスポットを巡る番組がやっていた。
時間がゆっくり流れる気がした。
仕事で疲れていた妻もソファでうたたねをしていた。
ゴミ捨てを終えて、風呂が溜まったので妻を起こす。しばらくして、
「普通の生活をするぞ」と妻が言う。
どうやら、テレビを見て、ダラダラ過ごすことは普通の生活のようだ。
なんとなくわかる気がした。

そんなわけで、今日は「文章のリズム」について。
最近読んでいる小説のリズムがとてもよくて、毎日読み進めるのが楽しみになっています。
小野寺史宜の「まち」という小説です。
感想はまたレビューを書くとして、短文で簡潔に書かれる文体が気に入っています。
前回の「ひと」という小説も好きだったのですが、主人公の特徴のせいか、より朴訥な印象を受けますね。
情感豊かな作品というよりは、そういう朴訥な作品に惹かれるのかもしれません。
小学生の頃なぜか家にあった「ぐみ色の涙」に近いのかも。
現体験というのは大きいものですね。
自分は意識しないと一文を長くしがちなので、たまには短文で書くことを意識してもいいかもしれません。