KQ4のブログ

地方で暮らす、30代男性の日々の色々なこと 教育→小売→福祉と転職

ジョブカフェ効果

求職中のみんな、今すぐジョブカフェに行くんだ!!

もう行った人もいるかもしれないし、行ったけどイマイチ自分にはサービスが合わなかった人もいるかもしれない。
けど、俺にはすごく役立った!面接の反応がすごくよかったもの!!
(書類落ちの企業からのメールを削除しながら)

書類=経歴に関しては過去のことであり、変えることはできない。
ブラッシュアップにも限度があるし、無資格・未経験でできる仕事は限られている。
それでも、ブラッシュアップすることで通過率は格段に良くなる。

自分の場合、そんなに条件にこだわっていないのもあって、書類は割と通りました。
転職回数4回だし、それほど経歴は一貫してないけど、見せ方というのは大事だとしみじみ思います。

でも、面接がとにかくボロボロ。仕事したいないことでの一番の弊害はここかも。
あんまり人と話さなくなるし、モチベーション保つのが厄介。
企業に応募する以前に希望するところがなかったり…

前もちらっと書きましたが、アドバイザーの意見は「素の自分を見せる」ということでした。エピソードは生々しく、具体性を持って話す。これだけと言っても構わないです。
面接なので、あえて話さなくてもいい部分もありましたが、そこも聞かれたら正直に言ってしまえ、という方針でした。方針が人によって変わるそうですけど、自分の場合はある程度正直に話した方が自信を持てるみたいです。

求職活動は常に自分との闘いで、自分も今なお闘ってます。
そんなとき、孤独に陥らず、しっかり相談するということは本当に大事だし、ぶれない方針ができるというのは仕事に就いているにせよ、就いていないにせよ、心強いものだと思いました。

小説 スーパーマーケット

小説スーパーマーケット(上) (講談社文庫)
講談社 (2014-04-04)
売り上げランキング: 49,794

30年以上前に書かれたとは思えないほど、企業とそこに働く人々の姿が生き生きと描かれている。
傲慢さや狡猾な登場人物の姿に、「人間なんて何年経っても変わらない…」と思わされる。と同時に、素直にまっすぐ問題にぶつかっていく人物もおり、何年経っても大切なことの存在に気づかせてくれる。

まず、舞台がスーパーマーケットなのだが、著者が元スーパーマーケット経営者ということで非常にリアル。
関係者の方はもちろん、消費者の方もためになる部分が多いと思う。
また、スーパーの生鮮部門の建て直しの部分などは現在にも通じる。消費者の求めるもの、スーパーだけでなく流通業の在り方は変わらないと思った。
そして、その実践・維持が非常に難しいということも、今の時代だからこそ思える。

そんな舞台の中で、企業組織の人間関係、とある事件とその真相、家庭問題、経営者と従業員の関係などが書かれている。
決して詰め込んだ印象はなく、反対にパリッとした文体で書かれているので読みやすい。

この小説を原案にした伊丹十三監督の「スーパーの女」がコミカルで明るく表現されているのに比べ、こちらは読後感爽やかなカッチリした男の小説、という感じです。どちらも見るとより楽しめるかも。

小売関係者は絶対おすすめです。組織の中でがんばる人もぜひ。

スーパーの女

 今から20年前の作品とは思えなかった。主役のお二方はもちろん、脇役の柳沢慎吾ちゃんや伊集院光さんが今より若い(当たり前だけど)という点はあるけど。
 まず、舞台となるスーパー。激化する競争や値段と品質の問題、食品偽装の問題、さらには再就職が難しい時代背景など、現在とほとんど変わらない。
 そして、そんな状況の中、何を大切に商売をしていくか。
 つまるところ、どんな優秀な仕組みや利益を生み出す環境があったとしても、「仕事の先にあるもの」への意識の有無が、仕事の在り方を形づくっていくのだと思う。
 そして、その思いがお題目にならず、普段の行動に直結していかなければ従業員のモチベーションもあがっていかない。当然サービスも低下していく。

 いい循環を作るか、悪い循環に陥るか。

 小売業に携わる方は必見。それ以外の方でも、普段の仕事の先にあるものを再確認したくなったらおすすめです。

マウンティング

「おたくが前に勤めていた会社、うちとも取引してるんだけどさ」

ハイブランドレンズありメガネの仏頂面に言われて面接は始まった。
そんなパラレルスペックな会話で面食らったのもあり、「帰りたい」で頭の中が埋め尽くされた。脳内メーカーで診断するまでもない。
さっきまで新卒の女の子と談笑していた面接官の笑顔は消え失せており、早くも消化試合の様相を呈してきた。
俺も30代のもっさりした男と顔突き合わせるより20代新卒のピチピチした女の子と会話してた方がいいから気持ちはわかる。わかるよ。

それでもこちらは片道2時間もかけてきている。無駄にできない、このウェーブ。
そんな心の中の葛藤を知ってか知らずか、メガネは続ける。

「うちは大体年商40億くらいかな」(ドヤァ…)

面接の場でドヤ顔をされるとは思わなかった。
なんだこの…なんだこのマウンティングは!不毛か!
俺の前職は年商10億もなかったが、そんなことは俺の年収240万円とは何の関係もなかったぞ!!レスキューミー!!

そのあとは会社の説明を聞き、いくつか質問をして終わった。
まぁ、不採用だろうと思った。俺もあんま行きたくないし。

そしたら次のステップの案内がきてた。こういうこともあるんだね。

本当にやりたいこと

ここまでの転職活動状況をまとめてみた。

覚えているだけで45社に応募。たぶん50社くらいは受けてると思う。
うち、6社内定(オールブラック)
25社不合格(面接までいったのは13社)
14社は辞退している(面接前後関係なく)

今日も辞退してしまった。
零細だけどすでに内定が1件出ているし、もっと入りたい企業の面接を控えているからだ。

思えば、本当に落ちてショックだった企業は数えるほどだった。
早く仕事がしたいという気持ちからとりあえず応募している企業もあった。
面接を終えて、「受かったらどうしよう」「入ってやっていけんの?」という企業もあった。内定が出る前に断るようにはしたけど。

どこでもいいと言いながら、実際にはえり好みしちゃってるんだよな…。
当初は事務職を希望してたけど、本当に事務職やりたいならとっくにやってるし、とりあえずで事務職なんて受かる訳ない。
そんなことに今頃気づいてしまった。

ただ、前職辞めなかったら絶対また販売職やりたいなんて思えなかったろうな…。
ダラダラ受かりもしない事務職を希望しては仕事で上司のミスを押し付けられ、2時間離れた店に行って8時間勤務して…誰もいない会社に帰社して…うわ、辞めてよかったわ。
それでも、売上を上げるという命題があり、お客様に喜んでもらうというプラスの方向にチームを持って行く販売職はとてもやりがいがあった。

来週で一区切りつくかな。

面接が入りまくる

あれよあれよと面接の予約が埋まり、週に5日に面接が入る。
しかも、内4件は地元企業。懐にも優しいね。

内3件は販売、内1件は事務、内1件は福祉の仕事である。
既に2社の面接が終わり、アドバイザーからの「素を見せる」アドバイスに従ってたらリラックスして面接に臨め、なんだかいい感じに終わる。
「そちらさえ良ければ」みたいになっとる。

1件は菓子専門店の販売。
地元を中心に数件展開。無茶な拡大路線はとらず、堅実な戦略をとっている。
商品も独自性がある。
ただ1年は待遇的に厳しそう。長い目で見れば暮らしてはいけるが、まだポストなんかも確立してないっぽい。

1社は福祉施設。児童対象で、これまで関わったことのない分野である。
待遇は良くも悪くも安定している。
しかし、責任も求められそう。未知すぎて怖い。7年前は未知の仕事と未知の土地に飛び出したのに、加齢って怖い。

残りはスーパーの職員、菓子販売、商社の事務…。
結果が出揃ってから心配するべきなんだろうけど、悩む。悩むぜ。

とりあえず、明日の面接終わってからまた考えよう。

お祈り二つに、面接一つ…。
しかし、律儀にもお祈りを電話でくれる会社って、親切なのかSなのか…。
書類より早いし、連絡する方も嫌だろうけどさ。

でまぁ、今日は三年ぶりくらいに公務員をやっている友人と、契約社員をやっている友人とで集まって飲んできた。
公務員の友人は三時くらいまで仕事しているらしい。AM3時。ヒェ…
残業時間もものっそいことになっているそうで、身体を壊さないかだけが心配。
ただねぇ、人間意外とメンタルさえ平気なら結構働けちゃうからね。
俺のまわりには公務員や教員が多いのだけど、正直そこらの企業より働いてるからね。
職場に泊まり込むレベルとかあるし。

俺は無理だなぁ…。できるだけ労働時間は減らしたい。それが無理なら、せめて主体的に仕事をしたい。主体的に仕事をするためには、主体的に取り組める仕事内容と、それを許してくれる組織体系が必要だからね。これは容易じゃないですよ。
主体的に取り組んでもらうといいつつ、人材不足でろくに仕事できないとかなるべく避けたいです。

で、もう一人の友人も契約から正規採用になったらしい。足掛け10年。俺が正社員や教員やニートをやっている間ももくもくと自分の道を進んだ結果が出たんだねぇ…。
すごいです。ずっと確証もなく非正規雇用の身分でがんばるってのは俺にはできないもの…。

でも、転職を繰り返してでも理想を追うというのも中々できないことらしく、人それぞれにできる基準、できない基準があるんだなぁ、と改めて思いました。
自分の人生を考えるためには、人の人生がそれを写す鏡になるのでしょうな。