すずめの戸締まりを見てきました。
以前、キングダムを見てきたときは俺の膀胱というキングダムが決壊しかかりましたが、今回はしっかり戸締まりできててよかったなと思いました(最低)
とても面白いし、映画館で見て損はないので気になる人にはぜひ見てほしいです。
以下、ネタバレ含みます。
全般通してとてもテンポがよかったです。
主人公の回想(夢)のシーンから始まり、ちょっとした家族構成、住んでいる場所、制服、登校と色んな背景を説明しすぎずに説明。
キーパーソンに会った直後に事件発生、そのまま流れるように物語が始まっていきます。
いってみれば今回はロードムービーです。
バディは無機物。その中で色々な出会いを通して、バディとの絆の深まりを描いています。
背景はもう今更言うまでもなくとても綺麗です。そんな綺麗な背景で日本を旅していくのだから地元の方も嬉しい。
さらに懐メロもあっていろんな世代に刺さるものもあるんじゃないかなぁ。
そして、この物語は震災を描いています。
震災のトラウマを抱えた人には辛い内容になるかもしれません。
でも、あえてそこを描き、単なる過去ではなくそこで生きていた、生活していた人々の暮らしを想像させることで、主人公たちの行動に重みを与えています。
「大事な仕事は人から見えない方がいい」
「うたかたの命なれど、今は少しでも生きていたい」
切実な、それでいて大切な想いに溢れた作品でした。
最後にすずめちゃんはヒロインではなくてヒーローです。カッコいいぜ。