6/16
久々に同期と呑んだ。
お互い、入社してから早5年。その間にはどちらも退職する、しないなんて話もあった。
彼がいなければもっと早くに辞めていたかもしれない。
社会人になってから気兼ねなく付き合える人というのは貴重だ。
2人とも激務かつ特殊な業界を経験しており、仕事へのスタンスも通ずるものがある。
ただ、プライベートに関しては正反対。
俺はプライベートを充実させたいのだけれど、彼は仕事をバリバリやりたいタイプ。
今の仕事はそれほど忙しくないので、物足りないのだろう。
自嘲気味に「自分は死に場所を探しているだけですから」という彼にかけられる言葉がなかった。
数年前までは「もっと色々やってみましょうよ！」なんて言ってはいたけど、彼と俺のスタンスは違う。何が幸せかなんてその人によって違うということを、最近ようやくわかって来たような気がする。
6/17
一週間の終わり。だけども忙しい。自分の仕事だけでなく、他部署の仕事や物品紛失の尻ぬぐい、後輩社員の言葉遣い、やたら細かい同僚の仕事、行政資料の仕様変更への対応などなどですっかり心がささくれだってしまう。
俺の仕事はいったいなんなのかという気持ち。
非常によくない。
こういう時こそ原点に立ち返ろう。
俺はもともと散らかった情報を整理し、まとめていく作業が得意だからここにいる。
そのためにも、ゆとりをもって流されないことが必要だ。
月曜からは他人におせっかいを焼かず、自分の足元を固めていこう。
